続きです。
ほとんど眠れなくて朝になった。
仕事どうしよう。
今余裕あるし、上司が休んでいいって言ってたし、休もう。明日まで休もう。
いつもなら彼に連絡するけど、その日は、会社の違う人に電話して。少し眠った。
気晴らしにどこかに出かけようって思ったけど、やっぱり気が乗らなくて、一日家で映画を見て過ごした。
そしてまた次の日。
早朝目が覚めて慌ててスマホを見たけど、彼からLINEも電話もきてなかった。
悲しくなって、スマホの電源を切って、また眠った。
次に目が覚めたのは9時💦
スマホの電源入れてみた。
彼からの着信が2回。
やっぱりお昼から会社行こうかな。
このままなんてよくないよね。
彼の会社携帯に、
「すみません、今起きました。午後から出社します」とメッセージを送った。
送信ボタンを押してすぐ、彼から着信。
ビックリした。でも、出なかった。
意地っ張りのダメダメな私。
1時間くらい、いろいろ考えた。
そんなに何回も電話してくるなんて、彼、怒ってるんだろうな。
昨日も彼に黙って休んでるし。
もしかして、仕事で緊急の問題でも起きた?
いい大人なんだから、仕事はちゃんとやらなきゃ。
思い直して彼に電話した。
「…もしもし」
「もしもし?よかったー。ごめんね、何回もかけて。大丈夫?ホントに今起きただけ?」
彼は怒ってなかった。
それどころか、すごーく心配してくれてる声だった。
よかった。
「うん。お昼から行くから」
「大丈夫?来れる?」
「うん。大丈夫です」
「じゃあ、待ってるからね」
優しい声を聞いて、また涙。
会社に行く準備して家を出た。
でも…ヤバい。バスの中でも電車の中でも、また涙が出てくる。
彼にメールを送ろうとした。
「一つだけお願いがあります。涙が止まらなくなるので話しかけないでください。要件はメールにしてください。ごめんなさい。」
でも、送信ボタンを押せなかった。
そのまま会社に着いて、2時間くらい黙々と彼の方を見ずに仕事した。
ふいに彼から肩をポンポンってされて、ちょっとって。
自販機に誘われて、下を向いたまんま廊下に出た。
周りをキョロキョロして、彼がすぐ、
「ごめん、俺が悪いよね。」
私は顔を上げた。
「俺が何か言ってしまったんだよね?鈍いからだよね?何でも聞くから、言って。」
エレベーターに乗って上の階の自販機のあるリフレッシュルームの少し隠れたソファに向き合って座った。
申し訳なさそうな彼。
何も言えない私。
「でも顔見れてよかった。なんかあったのかと思って心配した。
心配で心配で。俺どうにかなってしまいそうだった。」
そんなに心配してくれてたんだ。
また涙。今度はホッとした涙。
「じゃあ、俺が言うね。こないだせっかく時間作って楽しく会えて。笑ってバイバイするんだと思ってた。でも、俺が何か言ったんだよね?
ごめん。でも言って。」
本当に何も気がついてなかった彼。
拍子抜けした私は、少しずつ私の気持ちを話した。
彼は平謝りで。本気で謝ってくれた。
それから話してくれた。
奥さんが友達とランチに出かけるから、いつもいつも練習漬けの子供たちをどこかに連れて行ってやろうと思ったこと。
でも、その日結局仕事で問題が起きて午後から出社したこと。
会社に来たら私がいなくて休暇って書いてあって驚いたこと。
私だって、彼が子どもたちと過ごす時間は大事にして欲しいし、邪魔はしたくないといつも思ってる。
奥さんも一緒にお出かけするつもりで休んだんじゃないんだってわかって、心底ホッとして、嬉しかった。
それならそうと先に言ってよー。
そしたら、ここまで落ち込まなかったのに〜(-。-;
結局、私もだけど、彼も言葉が足りないんだよね。
ふたりとも想いはおなじなのにね。
でもひとつボタンを掛け違えるとお別れするようなことにまで発展してしまう。。。
でもね、結局最後まで、彼は私の「もうやめる」発言をガン無視だった( ̄∀ ̄)
私だって本当はそんな気がないことを彼はわかってたのかな?
良いように解釈しとこ(笑)
今回のこと、彼にツッコミどころはたくさんある。
なんでバスの中で何も言ってくれなかったの?
心配してくれてるなら、なんで連絡くれなかったの?
今度聞いてみよう。
でも、泣いてる彼女に上手い言葉がかけられない男だってことは知ってる。
そこも好きなんだから、しょうがないね😊💕
来週、満開の桜を見に行く約束をした。
週末、満開になりませんように💦